初優勝を果たした大関豪栄道(30=境川)に、協会関係者は賛辞の言葉と、来場所の綱取りについて期待の言葉を並べた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「関取衆や部屋全体でもぎ取った優勝。師匠もうれしいでしょう」と目を細めた。場所前から「日馬富士次第」と連覇を目指す横綱を軸に、優勝争いを展望していただけに「5、6人ぐらいで(終盤までもつれる)と思っていた。いい意味で期待を裏切って良かった」と話した。横綱審議委員会の内規もあり、来場所が綱取り場所になることは「規定があるわけだからね。それに向かってね」と話した。

 横綱審議委員会の守屋委員長も「場所前、どれだけの人が豪栄道がこの成績を挙げると予想したでしょうか」と賛辞を送った。来場所については「3人の横綱に勝って優勝なら反対はできない」などと述べ、期待をかけた。

 九州場所が綱取りになることを二所ノ関審判部長も「当然、そうなる」と明言。「全勝してほしいね」と千秋楽にも期待した。