稀勢の里は目前で豪栄道の優勝が決まり、取組では日馬富士にのど輪で起こされて寄り切られた。

 5敗目。綱とりが消えたこの日の朝は珍しく、稽古場に下りなかった。「今日はいいですか」と報道陣を制した大関に、八角理事長は「あきらめずに努力すれば、いつか必ず結果は出る。焦る必要はない」。二所ノ関審判部長も「もう1度、立て直してほしい。力はあるわけだから」と励ました。