新関脇の高安(26=田子ノ浦)は14年名古屋場所以来、3度目の敢闘賞を受賞した。

 ただ、この日も碧山に押し出されて、2桁の10勝目を挙げてから3連敗。二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は来場所が大関とりとなることを明言したが、白星を上積みをすることができなかった。

 支度部屋では険しい表情を崩さず、口を閉ざした。テレビのインタビューで「ダメですね。残念です。初日からいい緊張感で取ることができて、成績も良かったのに…。後味が悪い。終盤だけ。もったいない」と反省の言葉だけが並んだ。