新十両を決めた大翔鵬は、埼玉県草加市の追手風部屋で記者会見し、満面の笑みを見せた。

 昨年名古屋場所から幕下1桁台の番付をキープしていただけに「長かった。まず十両で勝ち越したい」と念願の昇進を喜んだ。

 モンゴル出身。小学4年の時から日本で生活し、野球と相撲をしていたが「野球じゃプロになれない」と相撲の道を選んだ。しこ名の「鵬」は大鵬、白鵬の大横綱に由来。会見に同席した師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「おっとり型の弟子。これからは自分が手本になるように行動していってほしい」とハッパを掛けた。