7月31日に膵臓(すいぞう)がんのため61歳の若さで死去した、先代九重親方をしのぶ「第58代横綱 千代の富士 お別れ会」が1日、東京・両国国技館で行われた。

 ケガの治療と療養のためモンゴルに帰国中の白鵬を除く2横綱も献花に訪れ、とくに日馬富士(32=伊勢ケ浜)は1分近く黙とうをささげて最後の別れを惜しんだ。祭壇に並ぶ3枚の写真を交互に見つめ「親方になって、笑ってる姿が…。優しい笑顔でね」。故人への思いについては「心の中で」と感慨深げに話した。