大相撲の大関豪栄道(30=境川)が18日、和歌山巡業で貴乃花巡業部長(元横綱)から“帝王学”を伝授された。

 平幕栃ノ心との三番稽古中、土俵下で見守る同部長から助言を受けた。豪栄道は「『力をつけるためにも、がっぷり組んでやりなさい』と言われました」と説明。怪力の栃ノ心には頭をつけて崩して攻めるのがセオリーだが、元大横綱の指令通りがっぷり組む相撲を試した。豪栄道は「不利な体勢から反撃するのも大事ですから。夏巡業でもアドバイスをもらったし、ありがたい」と感謝。初の綱とりとなる九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)へ、力を蓄える。