大相撲秋巡業は21日、神戸市中央体育館で行われた。

 午後2時7分ごろ、鳥取県で震度6弱を観測した地震は、巡業会場の神戸市中央区では震度3を観測した。

 ちょうど中入り後で、千代の国と錦木の取組を迎えていた。観客の携帯電話の緊急地震速報音が鳴り、千代の国は「何の音かなと思った。上(天井)を見たら揺れていた」。一方の錦木は地震について「(はじめは)全然分からなかった」と話したが、天井を見て驚きの表情を見せた。場内もざわついたが、大きな混乱はなかった。

 震度5弱を観測した鳥取市出身の十両石浦は、取組を終えて、鳥取城北高の校長で父の石浦外喜義氏と電話中だった。「地震の時、おやじは『やべえ、やべえ』と言っていたが、大丈夫のようです」とひと安心。九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)で新入幕昇進が濃厚の石浦は、昇進が決まれば番付発表のある10月31日に鳥取市内で、兄弟子の横綱白鵬、同部屋の山口とパレードを行う予定。