将来の大関候補の呼び声高い新十両小柳(23=時津風)が、35歳ベテランの里山(尾上)の壁にぶつかった。

 立ち合いで低く入られ頭をつけられると、まわしを取れず。なんとか右上手を取ったが、逆に下手投げを決められ「立ち合いで迷った。中に入れたくなかった。めちゃくちゃうまい」と脱帽した。185センチ、171キロと恵まれた体格も、低く入ってくる相手には「大学時代から苦手。じっくりじわじわ調理されちゃいます」と相性が悪い様子。それでも「こういう相撲も経験できた、と思えば明日につながる」と新十両初黒星にも前向きだった。