横綱鶴竜（３１＝井筒）が、大関豪栄道（３０＝境川）を上手出し投げで破り、１３勝１敗。昨年秋場所以来７場所ぶり３度目の優勝を決めた。豪栄道は１０勝４敗。

　横綱日馬富士（３２＝伊勢ケ浜）は、横綱白鵬（３１＝宮城野）に小手投げで屈し３敗目（１１勝）。白鵬は１０勝４敗となった。大関稀勢の里（３０＝田子ノ浦）は、大関照ノ富士（２４＝伊勢ケ浜）を落ち着いた相撲で寄り切り、こちらも１１勝３敗。照ノ富士は８勝６敗となった。

　３敗同士の対決となった前頭３枚目正代（２５＝時津風）は、同１５枚目石浦（２６＝宮城野）を同体取り直しの末に押し出し、１１勝目を挙げた。

　大関琴奨菊（３２＝佐渡ケ嶽）は、立ち合いで変化した前頭筆頭の碧山（３０＝春日野）にはたき込みで敗れ、１０敗目（４勝）を喫した。三役対決となった小結御嶽海（２３＝出羽海）は、関脇隠岐の海（３１＝八角）を突き落としで下して５勝目（９敗）。隠岐の海は４勝１０敗となった。

　人気力士の前頭３枚目の遠藤（２６＝追手風）は、前頭筆頭の栃煌山（２９＝春日野）に肩透かしで敗れ７勝７敗。勝ち越しがかかる千秋楽では、９勝５敗の小結玉鷲（３２＝片男波）と対戦する。