取組前に2度目の敢闘賞受賞が決まっていた西前頭3枚目の正代(25=時津風)は、同10枚目の荒鷲(30=峰崎)に上手投げで敗れた。

 「千秋楽なのに全然緊張しなかった。いつもと違ったのが、いけなかったのかな」と首をひねった。それでも、11勝を挙げた今場所については「粘りがついたのは良かった」と納得。三賞の賞金200万円は「前回は両親に渡したんで、今回も両親に渡すんじゃないかな」と話した。

 来年初場所の新三役昇進が確実な25歳は「前から上がりたいと思っていた。上がる可能性があるのは、とてもうれしい。立ち合いの高さは修正が効かないので、とりあえず反らないようにしたい」と控えめな課題を挙げた。