相撲の第65回全日本選手権大会が4日、東京・両国国技館で行われ、決勝で矢後太規(中大4年)が深井拓斗(東洋大1年)を寄り倒しで破り初優勝した。

 アマ横綱に輝いた矢後は「信じられない。本当にうれしい」と北海道から駆けつけた両親の前で喜びをかみしめた。中大生では栗本剛(元十両武哲山)以来の優勝で、幕下15枚目格付け出しの資格を得た。豪栄道らを輩出した埼玉栄高出身で角界入りは「考えています。四つ相撲のうまい人を見習いたい」と話した。