大相撲初場所は8日に東京・両国国技館で初日を迎える。7日には三役以上の力士らが出席して15日間の安全を祈願する土俵祭りが実施され、4場所ぶり38度目の制覇を目指す横綱白鵬は「しっかりやって、いいスタートを切りたい」と復活優勝を見据えた。

 初の2連覇を狙う横綱鶴竜は場所前から好調で「自然体でいつも通りにいければ」と充実した表情。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「(15日間の前売り)チケットは完売した。本当に気合を入れていかねばならない。いい相撲が一番のファンサービスだ」と熱戦に期待した。

 土俵祭りの後には優勝額贈呈式が行われ、昨年9月の秋場所で15戦全勝による初優勝を果たした大関豪栄道も出席。化粧まわし姿の自身の額を見て「近くで見るとでかい。元気よく動き回り、昨年よりも充実した年にしたい」とさらなる飛躍を期した。