西十両11枚目の里山(35=尾上)が、同14枚目の希善龍(31=木瀬)を下し、2日目から4連勝で4勝1敗とした。

 立ち合いからいつも通り低く攻めると、肩透かしを仕掛ける。1度は粘られたが、すかさず連続で肩透かしを繰り出し、転がした。ベテラン業師らしい相撲にも「まだまだ、これからですよ」と慢心はない。昨年12月の冬巡業では、地元の鹿児島・奄美大島も会場となり、ファンから大歓声を受けた。

 「背中から押されてる感じです」と里山。故郷の声援に応えるべく、35歳の体にムチを入れた。