大相撲で二所ノ関一門から伊勢ケ浜一門へ移籍した朝日山親方(元関脇琴錦)は13日、東京・両国国技館で取材に応じ「離れる寂しさはあるが、この年寄名跡は伊勢ケ浜一門のものだった。(日本)相撲協会での仕事は変わらない。弟子と一緒に頑張っていく」と抱負を語った。

 12日の二所ノ関一門会で了承され、13日に相撲協会へ報告。親交のある伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)や先代朝日山親方(元大関大受)の勧めで決断したという。

 48歳の朝日山親方は現役時代、佐渡ケ嶽部屋に所属。速攻の「F1相撲」と称され、史上ただ一人の平幕優勝2度を記録した。引退後は昨年6月に尾車部屋から独立し、朝日山部屋を再興した。