かど番だった大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が8敗目を喫して、史上10位タイの32場所在位した大関からの陥落が決まった。玉鷲(32=片男波)に押し出しで敗れた。

 現行の制度は69年名古屋場所で改正され、2場所連続負け越しで関脇に陥落し、翌場所で10勝すれば大関に復帰すると定められている。

 大関からの陥落はこれで16人(19度)目。76年夏場所で陥落した三重ノ海は翌場所で大関に復帰し、横綱にまで昇進した。04年に2度陥落している栃東は、2度とも直後の関脇で10勝以上を挙げて大関復帰を果たしている。

 69年以降に陥落した大関は以下の通り。

 前の山(72年春場所)

 大受(74年夏場所)

 魁傑(75年九州場所)

 三重ノ海(76年夏場所)

 魁傑(77年秋場所)

 琴風(85年夏場所)

 霧島(92年九州場所)

 小錦(93年九州場所)

 貴ノ浪(99年九州場所)

 貴ノ浪(00年夏場所)

 武双山(00年名古屋場所)

 出島(01年名古屋場所)

 雅山(01年秋場所)

 栃東(04年夏場所)

 栃東(04年九州場所)

 千代大海(09年九州場所)

 把瑠都(12年九州場所)

 琴欧洲(13年九州場所)