大関豪栄道(30=境川)が、13日目から休場することになった。

 12日目の遠藤戦で右足首を痛めていた。13日目の対戦相手、大関稀勢の里は不戦勝となる。

 師匠の境川親方(元小結両国)は「昨日から(出場は)厳しいだろうというのはあった。気持ちだけでぶざまな相撲を見せるわけにはいかない。痛いかゆいは言わない男だけど、顔をみりゃ分かる。(豪栄道は)休むとは言わなかった。場所も佳境に入った中で、ファンのみなさん、協会には本当に申し訳ない気持ちだ」と話した。

 付け人の肩を借りて、病院へ向かう車に乗り込んだ豪栄道は「(昨日より)痛みが増している。悔しいけど、来場所また元気な相撲を取れるように精いっぱい治療するだけです」と、沈痛な表情で話した。