琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が照ノ富士(25=伊勢ケ浜)との大関対決を制して、5勝10敗で場所を終えた。

 かど番脱出に失敗し、既に大関陥落は決定済み。来場所に向けては「関脇琴奨菊として、リニューアルしてやっていけたらいいと思います。ちょっと体を大事にしすぎた。もっとしっかりせんと」と、心機一転を決意していた。

 また、長年ライバル大関だった稀勢の里が優勝して横綱昇進を確実にしたことについては「自分が1期上だけど、同期と思ってやっていた。悔しいけど、また一緒に頑張って行けたら。自分ももう1度、しっかり体のケアをして、どんなことにもチャレンジして、強い気持ちを持って頑張っていきたい」と話した。