大相撲の西前頭3枚目勢(30=伊勢ノ海)が27日、4月13日に行われる大相撲川崎巡業のPRで川崎市役所を訪れた。福田紀彦市長らと対談し「巡業ならではの距離の近さ。力士もリラックスしてますからね。一緒に写真を撮ったり、声をかけてもらいたい。ぜひ来て下さい」と呼びかけた。

 巡業のPRも大事だが、話題は春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)に。初場所は横綱鶴竜から金星を挙げるなど、8勝7敗と勝ち越して勢いに乗るが「全場所同じですね。やることは一緒」と平常心。ただ、4横綱になることには「めでたいこと。いい刺激になる」と関心を示した。中でも難敵は新横綱の稀勢の里。ここまで14戦で白星はないが「向こうも成長してますけど、こちらも成長してますからね」と笑みを浮かべた。

 同市にある保育園も訪問。園児から「テレビに出たことありますか?」と質問されると「一応ね。住所教えてくれたら行きますよ」と答えるなど、リップサービスした。