大相撲の新横綱稀勢の里は2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で約1時間、主に四股に時間を割いて汗を流した。

 初場所では千秋楽結びの一番で横綱白鵬の全力の寄りを土俵際で残すなど、下半身の粘りも初優勝の要因となった。重い音を響かせながら、ゆっくりと四股を踏み「やらなくなったら、強くならない」と自らに言い聞かせるように話した。

 相撲を取る稽古は、トーナメント大会(5日・両国国技館)後に行う意向で「いつでもいけますよ」と笑みを浮かべた。