大相撲の横綱白鵬(31=宮城野)が9日、都内で自身の密着ドキュメンタリー番組「白鵬レガシー計画(プロジェクト)」(26日午後4時放送、TBS関東ローカル)のナレーション収録に臨んだ。

 12年2月に始まった番組は第6弾を迎え「6回目かあ。早いような、長いような。6年前を思い出しますね」と感慨にふけった。

 番組では新横綱稀勢の里についても言及。その内容は秘密としたが「横綱として頑張ってもらえれば自分も燃えますからね」と、あらためて口にした。連日の稀勢の里の報道には「うれしさと勢いを大いに感じていると思う。でも、これからが大変だからね」と、先輩横綱として案じた。

 番組では、自身の相撲を後世に残すために、自ら取組をバーチャル映像化することを提案し、それを撮影した様子が紹介されている。白鵬は第35代横綱双葉山や第48代横綱大鵬の相撲を、本などで勉強しただけに「今の力士は幸せだと思う」と言い「子供たちも映像を見ながら勉強できる。いいものを残したと思う」と、満足げな表情だった。