NHK福祉大相撲が11日、東京・両国国技館で開かれ、新横綱稀勢の里がトークショーに出演して初場所での初優勝を振り返り「序盤を乗り越えられて、これはいけるんじゃないかと思った。諦めずにやってきて良かった」と実感を込めた。

 トークショーでは、元横綱で解説者の北の富士勝昭氏からの手紙も紹介された。心臓の手術を受けて初場所のテレビ、ラジオの解説を休んだ同氏は手紙の中で、重圧に打ち勝ったことをねぎらうとともに、横綱を5年は務め、優勝回数を15回に伸ばすことを求めた。

 激励を受けた稀勢の里は「ありがたい。毎場所、優勝争いに加わることが横綱の務め」と気を引き締めた。