被災地の相撲少年に勇気を-。新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が13日、東京都江戸川区の部屋で稽古に汗を流した。小結高安と熱のこもった三番稽古を19番取って13勝6敗。

 稽古後は初場所優勝の福島県知事賞の副賞として、福島県産の米「天のつぶ」などをJA福島から贈呈された。この米は強風にも稲穂が倒れにくい品種で「横綱も倒れないよう、いっぱい食べてください」の言葉とともに贈られた。福島は復興の道半ばとあり新横綱は「相撲をやっている子供たちに相撲の魅力を伝えられたら」と感謝の言葉を返していた。