大相撲の兵庫県南あわじ市出身で東十両13枚目の照強(22=伊勢ケ浜)が20日、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)での地元からの歓迎に闘志を燃やした。

 関西出身とだけあってこの日までに、大阪でのトークショー2件にラジオ1件の出演依頼を受けている。阪神・淡路大震災が発生した95年1月17日に生まれた。出身地の南あわじ市での激励会も予定されており大忙し。新十両だった初場所は7勝8敗と勝ち越せず「地元だから負けられない、って訳ではないけど。まぁ、負けられない」と、春場所で関取初勝ち越しを目指す。

 過去には稽古で100番取ったこともあり、稽古熱心では部屋でも一、二を争う。この日も、大関照ノ富士(25)や前頭宝富士(30)らと46番取って大粒の汗を流しながら「いつもこんな感じ」と、サラリと言ってのけた。