大相撲の春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で関脇復帰が確実な高安(26=田子ノ浦)が26日、奈良県葛城市の相撲館「けはや座」で、タレントで伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸とトークショーを行った。

 兄弟子の稀勢の里(30)の横綱昇進について「こういう日が来ることを願っていた。自分のことのようにうれしかった」と振り返り、横綱土俵入りで太刀持ちを務められることに「稀勢の里関がいる部屋で良かった」と笑わせた。

 河内家菊水丸から「過去も含めて、この人と対戦したいという力士はいるか」と聞かれると「昔のお相撲さんをテレビで見ますが、実際に取って肌で感じてみたい」と打ち明けた。その上で、先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)と対戦した場合を尋ねられて「親方は右四つで、上手が強い。上手を取られたらダメ。上手を取らさずに、上手を取りたい。一気に出るしかない。あとは突いて前に出るか…」とうれしそうに想像していた。