西前頭筆頭の勢(30=伊勢ノ海)が1日、大阪・豊中市の大阪大で行われた土俵落成式に出席し、祝福の相撲甚句を披露した。

 「緊張しました」と言いつつ、角界一と言われる美声で歌い上げた。大阪大相撲部の稽古も見学し「みんな元気ですね」と、ドイツ人留学生を含めた男子10人、女子2人の部員の相撲ぶりに感心。「僕も地元が大阪なので、何かできることがあれば協力したい。次は稽古したいですね。伊勢ノ海部屋に毎年春場所前に来てもらいたい」と、学生との合同稽古を提案。「今日もまわしを持ってくれば良かった。見ていると、相撲したくなった」とウズウズした様子で話した。