大相撲春場所で左上腕の負傷を乗り越え逆転優勝を果たした横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が千秋楽の激闘から一夜明けた27日、大阪市内の宿舎で会見した。

 4月2日の三重・伊勢市から始まる春巡業については、けがの状態次第で出場する意向を示した。「痛みがないから多分大丈夫だと思うけど。なるべくなら巡業に出るのも僕の使命だと思う。行けるなら出る方向で、だめならしっかり休む」と話した。負傷箇所については近日中に検査を受ける。