日本相撲協会は29日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、貴源治(19=貴乃花)の新十両昇進が決まった。

 双子の兄貴公俊(現幕下)とともに13年春場所で初土俵を踏んでから4年。関取の座をつかんだ将来の大器候補は「ホッとしてます」と胸をなで下ろした。15年までは幕下に定着できずにいたが、同年九州場所を最後に三段目には降格せず、16年夏からは6場所連続で勝ち越して新十両昇進を果たした。「締め込みを締められるのが、自分の中では結構楽しみ。ひたすら前に出て、目の前の星をつかみ取りたい」と目を輝かせた。