大相撲の春巡業は14日、長野県松本市で行われ、同県出身の小結御嶽海(23=出羽海)が大忙しの1日を過ごした。

 午前8時の開場後に行われた握手会から始まり、稽古では横綱鶴竜の指名で胸を借り、息も整える間もなく子どもとの稽古に参加。その後も髪結い実演に出演と、ほとんど休む時間はなかった。最後の取組で小結正代をすくい投げで破ると、約6000人の観客からこの日一番の拍手と歓声が湧き起こった。「大成功だったんじゃないですか」と1日を振り返り「夏場所も勝ち越して次は関脇に上がりたいです」と誓いを立てた。