大相撲の春巡業は21日、水戸市で行われ、関取最年長38歳の十両安美錦(伊勢ケ浜)が、幕内の土俵で先陣を切って稽古した。

 宇良、佐田の海、大栄翔と立て続けに稽古し、1度は退いても再び土俵へ。計5番。呼吸を整えるために1度外す「待った」もなく「稽古しているんだから、休みなんていらないじゃん」と涼しい顔だった。

 「巡業が始まって結構たつんだけど、相変わらず同じメンバーが上がっているなぁ」と、稽古をしない若手を嘆いていた横綱鶴竜が、安美錦らベテラン勢が稽古する姿に「こういうのを見て、何とも思わないのかなぁ」と感嘆したほど、奮闘ぶりが目立った。

 それでも「年がいっているから(稽古相手が)気を使ったんだろう」と言う安美錦は「稽古しなくても相撲が取れるんだからいいじゃん。うらやましいよ。オレなんか、稽古しないと相撲が取れないもの」と笑い飛ばしていた。