大相撲の春巡業は23日、東京・町田市で行われ、地元出身の十両北太樹(34=山響)が“現役40年”を目標にした。

 2年連続で地元で巡業が行われ、朝の握手会、子供との稽古や髪結い実演と大忙し。場内アナウンスで名前を読み上げられるたびに大きな拍手が起きて「お客さんもたくさん入っていいですね。ありがたいです」と感謝した。

 報道陣から目標を聞かれると「来年の3月で(角界入りして)丸20年たつ。まだ半分っすね」と冗談めかして話すなど上機嫌。1歳の長男英慶(えいけい)くんを抱いて十両土俵入りすると「2カ月ぶりぐらいに会った。でかくなった。身長が伸びたなって感じます」と子どもの成長に驚いていた。