大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)に、人気漫画「北斗の拳」の3兄弟を描いた三つぞろいの化粧まわしが贈られることが24日、分かった。稀勢の里は、孤高の男の長兄ラオウで、太刀持ちに主人公ケンシロウ、露払いには次兄トキが描かれた。

 ◆北斗の拳 原作・武論尊、漫画・原哲夫により「週刊少年ジャンプ」に1983年(昭58)~88年まで連載された人気漫画。核戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世紀末を舞台に、伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者ケンシロウが乱世の救世主として成長していく物語。「お前はもう死んでいる」などのセリフで一大ブームを巻き起こし「ひでぶ」「あべし」などの断末魔の悲鳴も流行した。ケンシロウの義兄ラオウは「拳王」を名乗り、最強の男として世界を支配する存在として描かれた。