大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)に、人気漫画「北斗の拳」の3兄弟を描いた三つぞろいの化粧まわしが贈られることが24日、分かった。稀勢の里は、孤高の男の長兄ラオウで、太刀持ちに主人公ケンシロウ、露払いには次兄トキが描かれた。

 ◆三つぞろい 横綱土俵入りの際に自身と太刀持ち、露払いが締める3つ1組の化粧まわし。「心」「技」「体」や「松」「竹」「梅」などの文字、富士山や鶴など風景、縁起の良い刺しゅうが施されるのが一般的。ユニークな物もあり、曙はしこ名と太刀持ちが星条旗、露払いが日の丸のデザインや、ハワイの英雄カメハメハ大王を描いた物も。千代の富士は勝利を表す「V」の文字を使い、常陸山は月桂(げっけい)樹の葉に真珠、ルビーなどの宝石をちりばめ、5カラットのダイヤモンドもはめこんだ。白鵬は、アンパンマンの生みの親の故やなせたかし氏がデザインした青汁販売会社のキャラクターも持つ。