大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が人気漫画「北斗の拳」の化粧まわしを夏場所(5月14日初日、両国国技館)から着用すると、漫画の編集などを手がけるコアミックスが25日に発表した。三つぞろいの化粧まわしは、5月6日に都内で開かれる横綱昇進祝賀会で披露される。

 北斗の拳に登場する3兄弟のうち、稀勢の里は長兄ラオウの図柄を選択し、太刀持ちは主人公ケンシロウ、露払いは次兄トキが描かれた。

 稀勢の里は、コアミックスを通じて、以下のコメントを発表した。

「化粧まわしを選ぶ際、自分の性格的にはラオウというのがあるのかなと思いました。孤独で強いってイメージがありますし。存在感があるし、体もすごい! 力士であればこういう姿になりたいなって思いました。先代の親方からも『孤独にならないと強くなれない』と言われていました。ラオウの化粧まわしは着けているだけで見えない力が湧いてくるような化粧まわしですので、生で見てほしいなと思います。すごくこだわって作ってもらっているので、ぜひ巡業でも本場所でも見に来てほしいです。素晴らしいキャラクターたちに恥じぬよう、気持ちで負けないようにしたいと思います。とても注目されると思うし、自分が一番楽しみにしています」