大相撲の東前頭7枚目北勝富士(24=八角)が9日、埼玉県所沢市内で「北勝富士関を応援する会」の内野正幸会長が代表を務めるウチノ看板株式会社から、同社のロゴが刺しゅうされた新化粧まわしを贈られた。

 三角形のロゴは内野会長が、戦国武将の毛利元就の「3本の矢」からヒントを得たもの。「ピラミッドもイメージしている。どっしり構えて倒れないし、ピラミッドのパワーも縁起がいい」とあやかった。自身5本目となる化粧まわしを手にした北勝富士は「4本とも色が違う。(房の)青がきれい。僕のラッキーカラーですから良いイメージですね」と喜んだ。

 春場所は右ふくらはぎの肉離れに苦しみ、初土俵を踏んだ15年春場所から続いていた勝ち越しが途切れた。「初めて負け越して悔しかった。だけど、けがして7勝は自信になった。このまわしを締めて胸を張って大暴れしたい」と気合を込めた。

 8月には地元・所沢で43年ぶりに夏巡業が開催されるのが決まっている。「自分が関取に上がって開催されるのは光栄だし、身が引き締まる。(夏巡業までに)三役になれたらいいな」と気持ちを高め、目の前に迫った夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の目標を「10番勝って三賞」と堂々と宣言した。