福島県郡山市の私立日大東北高の相撲部顧問だった20代男性の元教諭が部員の男子生徒に暴行を繰り返していた問題で、福島県警は13日までに、傷害容疑で元教諭を書類送検した。

 同校によると、元教諭は昨年5月の稽古後、木製のデッキブラシで男子生徒を殴ってけがをさせた。別の日には同じ生徒の顔を平手打ちしたり、硬いゴム製のハンマーで頭をたたいたりしたこともあった。

 書類送検は今月12日付。生徒は昨年7月、学校に被害を訴えて別の高校に転校した。元教諭は今年1月に解職となった。

 相撲部は全国高校総体に多数出場している常連。昨年12月に問題が発覚した後、無期限の休部としたが、今年2月に活動を再開した。