西前頭11枚目宇良(24=木瀬)の連勝が3で止まった。

 身長193センチ、体重175キロと自分より19センチ高く、60キロ重たい栃ノ心に対し、右足を両手でつかみにいったところを、豪快な小手投げで裏返された。

 栃ノ心の左手が先に土俵に着いたのでは、との理由で物言いがついたが、結果は軍配通り。「まあ僕の負けですよ。わけが分からんまんま(土俵下で)ひっくり返ってたんで。審判の(物言いの)アナウンスって、ドキドキしますね」。いつも通り、スピードを生かして動き回る展開を「力の差があるんで、ああいう相撲しかとれない」と説明。「(懐に入った時)大木にしがみついてた感じなんで。あれが幕内の力なんですかね」とこぼしていた。