5度目のかど番の大関豪栄道(31=境川)が4勝2敗とした。成長株の小結御嶽海(24=出羽海)と五分の立ち合いから、最後は土俵際で豪快な下手投げを決め、相手の体を裏返した。

 取組後に反応の良さを問われて「そうですね。悪くないですよ」とうなずき「(御嶽海は)体を密着させるとうまいので、そうならないように心掛けました」と振り返った。春場所休場の原因となった右足首の故障も問題はなさそうだ。白星を2つ先行させて「順調に来ていると思います。本場所の土俵で相撲をとって、勘が戻っていくのが1番いい」。調子が上向きになっていることを感じてか、言葉は力強かった。