6場所ぶり38度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)は、かど番の大関豪栄道(31=境川)を上手ひねりで下し11連勝と星を伸ばした。豪栄道は6勝5敗。

 5場所ぶり9度目の優勝を目指す横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)は、小結御嶽海(24=出羽海)に寄り切られ、今場所初黒星となった。御嶽海は5勝6敗。

 稀勢の里は「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷」でこの日から休場。関脇玉鷲(32=片男波)は不戦勝で勝ち越しとなった。

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、前頭3枚目の碧山(30=春日野)を上手投げで下し9勝2敗とした。

 大関どりの関脇高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目の栃煌山(30=春日野)をはたき込んで9勝目。初場所と春場所で計23勝を挙げている高安は、今場所の9勝を合わせて32勝。大関昇進の目安となる直近3場所33勝へあと1勝とした。

 関脇琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)は、前頭筆頭千代の国(26=九重)を寄り切って4勝目。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(26=追手風)は、小結嘉風(35=尾車)を寄り切って4勝目。嘉風は5勝6敗。

 前頭10枚目宇良(24=木瀬)は、同5枚目の正代(25=時津風)を送り出して9勝2敗。正代は8勝3敗。

 11日目を終え、優勝争いは全勝で白鵬、1敗で日馬富士、2敗で照ノ富士、高安、栃ノ心、宇良となった。