平幕宇良(24=木瀬)が連勝を6に伸ばし、トップと2差の9勝2敗とした。

 この日は学生相撲の1年先輩で同じ8勝2敗だった正代と対戦。相手の胸に頭から当たり、両手で左腕をたぐり寄せながら右に回って背後をとり送り出した。

 終盤戦に入っても疲れを感じさせないスピーディーな相撲に「精いっぱいやっただけです。(最後に)横から攻められたのは良かったですね」と納得顔だ。白星を重ねるごとに、場内の声援も大きくなっている。「そこを意識して相撲をとっているわけじゃない。今考えることじゃないです」と浮かれた様子はない。

 25日の12日目は学生相撲出身で同学年の北勝富士。連日の同世代対決を前に「(2人と)力の差のあるところから、ここまで上がってきた。挑戦者の気持ちで思い切っていきたいです」と話した。