14日目に38度目の優勝を決めていた横綱白鵬(32=宮城野)は、横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)を寄り切り、13度目の全勝で花を添えた。

 取り組み後の白鵬のインタビューは以下の通り。

 -全勝優勝

 白鵬 (笑顔で)ただいま、帰ってきました。

 -賜杯抱いて今の気持ち

 白鵬 国歌を歌えて、最高の気持ちです。

 -1年振り返って

 白鵬 去年の9月2時間半に及ぶ大手術受けて、ケガからリハビリを受けていろんな事をやりました。

 -弱気になることは

 白鵬 優勝することがあると信じて、力士初となるかもしれないが、3日間断食したりやヨガをやったり、いろいろと体作りに励みました。

 -今場所に懸ける思いは

 白鵬 春場所前の稽古も良かったし今場所こそと思っていたが直前でケガをして、この5月は格別な重いがありました。

 -絶対優勝してやるという思いだった

 白鵬 勝負に絶対はないが、頑張りました。

 -1つも星を落とさなかった

 白鵬 稀勢の里と鶴竜が途中で休場し、その中で高安が頑張ったことで今場所引っ張らないといけないという思いがあった。高安とは幕下から顔を合わせていたし、場所前の総見でも、あの稽古があったからこそ良かったと思います。

 -高安との取り組み

 白鵬 大きな壁があることこそ、素晴らしく強い力士が誕生しますし、彼のお母さんがフィリピン人でフィリピンの国民のみなさんにおめでとうと言ってあげたい。

 -1分半の相撲

 早かったです。まわしを取れなくて我慢、我慢という形で、最後上手が切れて良かったなと思います。

 -相撲の内容、気持ちが変わってきたところは

 白鵬 変わりましたね。こないだ検査に行ったら血管年齢が25歳といわれて。食事から日頃の生活が良かったんじゃないかなと思います。

 -1036勝。優勝38回

 白鵬 大鵬関の32回から目標を失った感がありましたが、大台40回、1047勝がモチベーションになっています。

 -今したいこと

 白鵬 ゆっくり休んで、名古屋のみなさんにいい報告が出来るように頑張ります。