31日の大関昇進伝達式を翌日に控えた30日、高安(27=田子ノ浦)は東京都江戸川区の部屋で会見に応じて「実感は少しずつ湧いています。(伝達式を)夢見てやってきましたから、夢のような時間になると思います」と待ち遠しげだった。

 連日、新聞やテレビで特集される自分の姿に「過去の映像が流れて、こっぱずかしいですが、ありがたいですね」と照れた。31日の伝達式で述べる口上については「ある程度決まっています」と言い「これからの覚悟とか、そういう気持ちを込めて伝えたい」と話した。四字熟語を用いるかについては「ま、楽しみにしてください」とけむに巻いた。

 伝達式を終えた瞬間から、大関高安となる。「緊張というか、ワクワクの気持ちの方が強い。楽しみですね」と笑みをこぼした。