大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)で2場所連続優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が29日、名古屋市緑区内に宿舎を構える宮城野部屋で、夏場所優勝の奈良県知事賞として、各種特産品の副賞を贈られた。

 この日の稽古後、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」も花を添える中、大和野菜、大和肉鶏、三輪素麺(そうめん)を贈られ「1年間、いろいろな苦労があってどうなるかと思いましたが、見事に全勝(優勝)して再び、奈良県知事賞をいただきました。来場所(名古屋場所)も(知事賞を)もらえるように頑張ります」とあいさつした。

 朝稽古は、たっぷり1時間半をかけて準備運動で汗をかいた後、幕内の石浦、十両山口に幕下宝香鵬の3人と16番(1敗)取った。ここまでの調整はまずまずのようで、歴代最多通算勝利記録という偉業に向けて、徐々にピッチを上げて行く。