先場所を左足首の負傷のため途中休場した横綱鶴竜は4日、愛知県犬山市の時津風部屋に出稽古に赴いて十両の豊山に15戦全勝だったが、腰に不安を抱えていることを明かした。

 本人によれば名古屋入り後に痛みが出たため、出稽古はこの日が2日目と調整が遅れたという。「ヘルニアではなくぎっくり腰。焦る気持ちもあったけど、落ち着いてしっかり治して稽古しようと思った」と体調面を優先した。

 稽古後の感触については「いいと思う」と述べた。得意の出し投げで振ってからの攻めなどを披露。足首については「力が入っている」とうなずいた。