横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が4日、千葉・船橋の二所ノ関部屋で行われた同一門の連合稽古に参加した。

 先月26日の埼玉・所沢巡業以来、9日ぶりに土俵に入って相撲を取り、新十両の矢後(尾車)と13番取って全勝。同じ左四つで力量の差は歴然の相手を問題にせず、声を荒らげながら気迫のこもったぶつかり稽古も見せた。左足や左上腕付近の古傷の状態は「良くも悪くもない」とし調子自体も「全然悪くない」と自己診断。今日5日に尾車部屋で行われる連合稽古にも参加する。ただ秋場所初日(10日=両国国技館)まで1週間を切った時点で、本格的な関取衆との稽古は出来ず二所ノ関親方(元大関若嶋津)は「1週間ではまだ不安かな」と話した。