日本相撲協会は23日、元十両で東幕下6枚目の力真(21)=本名久保田樹、熊本県出身、立浪部屋=が引退届を提出したと発表した。師匠の立浪親方(元小結旭豊)によると、7月の名古屋場所後に膝の手術を受けたが、相撲を取れる状態にまで回復するのが難しい状況だった。

 力真は2011年5月の技量審査場所で初土俵を踏んだ。突き、押しを得意とし、今年1月の初場所で新十両に昇進。4場所十両を務めた。最高位は東10枚目。

 また、右膝の故障を理由に22日に引退を表明していた元十両で東幕下43枚目、若乃島(32)=本名再田史也、鹿児島県出身、芝田山部屋=が22日付で引退届を提出したことも発表された。