西三段目18枚目炎鵬(22=宮城野)が、東三段目82枚目満津多(まつだ、23=峰崎)を優勝決定戦で下して優勝した。

 序の口だった春場所、序二段だった夏場所に続き、3場所連続で優勝した。

 立ち合いから低い姿勢で、何度も懐に潜り込んだ。それを嫌った相手に後ろに引かれたが、足を運んで懸命についていき押し出した。名古屋場所でも優勝決定戦を経験していて「両国ですので雰囲気は違いましたね。緊張はしたけど先場所よりは落ち着けました」と気持ちに余裕があった。

 今場所は、初土俵からの連勝を史上5位の21連勝にまで伸ばした。「伸ばせるものなら伸ばしたい」と、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)でさらに星を積み重ねる。