20年東京五輪・パラリンピックの機運醸成を目的にしたイベント「大相撲beyond2020場所」が4日、東京・両国国技館で2年連続で行われた。

 幼稚園児や外国人、障がい者ら約4000人を招待して、手話や英語の館内放送などを交え取組などを披露。横綱1人が下位力士5人と勝負する「横綱五人掛かり」が、01年の貴乃花以来16年ぶりに国技館で行われ、大役を務めた日馬富士(33=伊勢ケ浜)は「誰もが感動する相撲を取りたい。世界中の人に見てもらいたい」とPRした。5人の力士を次々と倒す姿に「こんなに強かったら最初から勝って下さい」と観客から言われたそうで「(普通は)5番も取らないから」と苦笑いを浮かべた。日馬富士は秋場所で史上初めて金星4個を配給して優勝した。