大相撲九州場所(11月12日初日・福岡国際センター)の前売り券販売が7日に始まり、千秋楽など6日分が早速売り切れた。同場所の先発事務所によると、13日間大入りだった昨年より売れ行きは良い。今年は秋場所までの5場所で全日程完売しており、1996年以来、21年ぶりの年90日間大入りが期待される。

 福岡国際センター前は早朝から長蛇の列で、販売開始の午前9時には昨年を上回る644人が集まった。徹夜で並んだ人もおり、九州場所担当部長の境川親方(元小結両国)は「うれしい。こうした姿を見ると(先場所を)休場した力士には、できるだけ出てほしい気持ちになる」としみじみ語った。