40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)に土がついた。関脇嘉風(35=尾車)にもろ差しを許して寄り切られ連勝が10で止まった。

 2敗で追う平幕2人は、ともに勝った。前頭3枚目北勝富士(25=八角)は、大関豪栄道(31=境川)を土俵下まで押し倒した。豪栄道は4敗目を喫した。前頭12枚目隠岐の海(32=八角)は、同12枚目輝(23=高田川)を寄りきった。

 3敗の大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目逸ノ城(24=湊)を押し出して勝ち越しを決め、かど番を脱出した。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同7枚目正代(26=時津風)に引き落とされて7勝4敗となった。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は同5枚錦木(27=伊勢ノ海)を寄り切って2場所連続勝ち越しを決めた。

 11日目を終わって1敗で白鵬、2敗で北勝富士、隠岐の海が追い、3敗で高安、前頭筆頭の玉鷲(33=片男波)遠藤が続いている。