元横綱日馬富士関(33)の書類送検を受けて、暴行現場にいた横綱白鵬(32=宮城野)が11日、冬巡業が行われた福岡・北九州市で口を開いた。「2度とこういうことがないように願うしかない。精いっぱい与えられたことをやる。信頼というのを再びね。長引いているけど、いずれはいい方向に向かえばいい」と話した。

 自身も九州場所後に鳥取県警や相撲協会から事情聴取を受けるなどして、暴行問題の渦中の存在となっている。それだけに「場所の疲れもあって、場所後も休みがなくて疲れがある状態」と疲労はたまりっぱなし。ただ、この日までの巡業先で観客から「優勝したから『おめでとう』という声もあるけど『頑張って下さい』とか『負けないで下さい』と言われることもある」と力をもらっていて「相撲ファンが温かく迎えてくれる」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。